身体が良くなる仕組みについて

元々人間は動物なので、他の動物のように「動く仕組み」が体の中に備わっています。その為、運動不足になると体に様々な不調が起きてしまうのです。運動で筋肉量が増加するとホルモンや血液などの循環が向上し、代謝も良くなり質の良い細胞が生まれます。凝りなどが起きにくくなり、改善も期待できます。

つまり、動くことで体の自己矯正ができるようになるのです。また運動することで成長ホルモンや性ホルモン（男性ホルモン・女性ホルモン）、セロトニンなどのホルモンの分泌量が向上します。それにより疲労や美容の改善、代謝の向上、精神的安定、免疫の向上などが期待できます。

しかし、エネルギー過多は細胞が酸化しやすく、痛みなどの感覚を引き起こしやすくなるので、激しい運動よりも有酸素運動などゆっくりとした運動がおすすめです。また、体が歪んでいると1つの関節だけに負担がかかってしまうので、体の歪みを改善することも大切です。ライフ・オステオパシー・センターでは運動が出来ない方へ、一人一人にあったセルフケア方法をお教えしております。

腸内環境も健康を左右する要因です。私たちの腸内には100種類以上、数にすると100兆個の細菌が生息しています。多種多様な腸内菌が種類ごと集まっている様子は、花畑の様子に例えられ「腸内フローラ」と呼ばれています。人それぞれにより悪玉菌と善玉菌の数が違うので、腸内フローラの様子も異なります。

腸内フローラは常に善玉菌が多い方がいいですが、骨盤に歪みがあると腸の機能が低下してしまい栄養を十分に吸収できず、悪玉菌が増えてしまいます。一般的な栄養バランスを考えた食事も大事ですが、それだけを気にするのもあまり良くありません。胃や膵臓、小腸、大腸などの消化器官を活性化し、消化・吸収をしっかり促す必要があります。消化器官の働きが低下するのは、背骨の歪みが考えられますので、歪みの解決はオステオパシー（整体院）で解決しましょう。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」で構成されており、自律神経が乱れると体が不調を引き起こしやすくなります。交感神経は体の機能を活性化させ、副交感神経は体をリラックスさせる機能を持っています。

通常、交感神経は昼間の活動時間帯に活発化し、休息の時間帯である夜に副交感神経へと体のスイッチは切り替わるようにできています。しかし、電気をつけたまま夜遅くまで起きていたり、テレビやインターネットからのブルーライトの刺激を受けたりすることの多い現代人は、交感神経の状態が長く続き自律神経が乱れがちです。

約7～9時間程度の睡眠をとることで、自律神経のバランスを整えることができます。早寝早起きを習慣づけることで、免疫力をアップさせられます。また、自律神経は背骨から全身に広がっているので、背骨の歪みを矯正することで自律神経のバランスを整えることができます。

猫背などの歪んだ姿勢は、血液循環の低下、冷えやむくみなどを引き起こします。また、骨格的に背骨の歪みだけでなく、膝のO脚変形や骨盤の歪みにもつながり、自律神経も乱れやすくなります。正しい姿勢をとることで、歪みは矯正できます。

一般的に壁に耳、肩、中指、くるぶしなどが一直線につながるのが正しい姿勢と言われています。しかし、体に不調を抱えている方が無理にその姿勢をとろうとすると、肩こりや腰痛、自律神経の乱れ、呼吸が浅くなるなどの問題を引き起こす可能性があります。大事なのは楽な姿勢、余計な力が入ってない脱力の姿勢がとれることです。

正しい姿勢は意識して作るものではなく、体の問題がなくなって自然にとれる姿勢のことを言います。TVや雑誌に載っている正しい姿勢を意識してとることは、あまりおすすめではありません。

ライフ・オステオパシー・センター(整体院)では、様々な知識を元に施術を行います。身体を良くするためには、運動・睡眠・食事・姿勢の全てのバランスが大切ということを、お客様へお伝えしております。

一般的な整体では難しいですが、オステオパシーは全ての歪みや痛みに対してアプローチが可能です。また栄養医学、量子力学、歯学、発生学、東洋医学的観点などの要素も取り入れ、より幅広い視点で人間の身体を理解しながら、一人一人にあった施術法を提案しています。